2018年 01月 07日
1/6 人はみな灰に
あれから4年経った今も保存会に属している
お囃子保存会の会長だったY君 さようなら
気の重い目覚めだった
長男と二人 無言のまま斎場に向かう
「お子さん まだ3歳だって」
「2年前に家を建てたばかりなんだって」
近くでそんな声が聞こえる
地区のお母さん友達は みな目に涙を浮かべ言葉にならない
ふと一人が口を開いた
「不整脈の持病があったんだって 元日の朝ね 朝風呂に入ったらそれきり・・」
何を思っても 何をどう後悔しても もう元には戻らない時間
Y君の母親の気持ち 胸が潰されそうになる
頭を下げ目が合うと こちらに向かいいち二歩前に出た そして大きな涙と嗚咽に変わった
ワタシは何度も頭を下げて涙が零れ落ちる
灰になるには早すぎる
唇をかみ続けた
にほんブログ村